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【小学生の論理力】ステップ式で鍛えるトレーニング本、出口式「はじめての論理国語」のレビュー

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論理国語
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こんにちは!kikicoです。

ブログを書いていると特に感じるのが、語彙力ももちろんですが論理力の必要性。人に何かを正確に伝えるためにはとても大切な力ですよね。

とってもスルッと頭の中に入ってくる文章もあれば、あれ?よくわからないなぁという文章にも出会ったりしませんか?

子育てをしていると、小さいうちから鍛えておきたいなぁと思うのですが、文章力、語彙力、論理力ってすぐに身につくものではありません。

特に、普段本をあまり読まないと身に付きにくい力です。

kikico
息子は読解的な本をあまり自分から読もうとしません。その代わり図鑑は好きで、説明文や解説はよく読んでいるのですが… 

どうしようかな?と思って色々と探していた中で出会ったのが、出口 汪さんの「はじめての論理国語」でした。

今回は、なぜ「はじめての論理国語」を選んだのかを紹介したいと思います。

目次

なぜ論理力が必要?

論理力とは、複雑な事柄を筋道に沿って矛盾なくシンプルに捉えられる力。

子育てしていて正直一番心配なのが、論理力が乏しいことによって

  • 人に騙されやすい
  • 適切な対話ができず、言いくるめられてしまう
  • 自分の気持ちが伝わらない

ということ

kikico
親の手を離れて大人になった時に困らないように、論理力は身に着けていて欲しいと切に思うのです。

仮に相手が論理的な思考を持っていなかった場合においても、言いくるめられないよう適切な対話ができる論理力を持ってほしいです。

クリティカルシンキングとは

クリティカル・シンキングという言葉を聞いたことがありますか?

クリティカル・シンキングをすると論理力が伸びるらしいので、期待したい!

 

クリティカルシンキングとは…

誰かの言葉を鵜呑みにせず、自らの頭で物事を深く分析して多角的に捉え、最適の解決策を導き出す生きた思考力を身に着けさせる試み

引用元「はじめての論理国語」のはじめに

 

kikico
ちょっと、分かりにくいので子供に掛ける言葉を例にしてみました。

誰かの言葉を鵜呑みにせず…

「○○ちゃんの言ってること、そのまま信用してるけど、本当に正しいのかな?」

自らの頭で物事を深く分析して…

「○○(子供)の言いたいことは何かな?本当は何を言いたいのかな?書き出してみようか。思ったこと全部だしてみよう。正解も間違いもないよ。自分に素直に聞いてみよう。」
(これが怖くて、なかなか言い出しにくくなっていることも)

多角的に捉え…

「周りのお友達はどう思っているか考えてみた?誰かの立場になってみて考えてみようか。」

最適の解決策を導き出す生きた思考力…

「どう?自分が解決したい事はなんだった?一番言いたかったことは?全部合計してみてみよう」

結局なんだったのかを自分で導き出す。

kikico
こういうことではないでしょうか!

目的は何かを常に意識する、問い続ける、自他に思考のクセがあることを前提に考える姿勢が大事ということになります。

でも、結構大変…(笑)

この声がけや会話で上手くいけばいいんです。でも、そう上手くいかないのが現実。

論理力が足ないと考えることが疲れてしまい、これぞ回答だと思い込んでしまいます。最適解を出さずに、疑似最適解で終わってしまうのです。

回答を導き出したというか、回答をどこかからもらってくるのです。そして振り出しに戻ると…(それは、○○ちゃんが言ってた事なのかな~…?みたいな(笑))

この繰り返しから抜け出すためには、論理力が必要!論理国語を学ぶことが必要であると思ったのです。

なぜ出口 汪さんの「はじめての論理国語」を選んだのか

上記に書いたような理由で、論理力を子供たちに付けて欲しい!と思って見つけたのが

出口 汪さんの「はじめての論理国語」でした。

kikico
本当はたくさんの本を読んで学んでほしいのだけど、本に対する興味が薄く、それを促すよりもこちらの参考書(問題集)を選ぶ方が良いと思いました。

巻頭にある「各ステップの学習目的」の表に書いてあることが網羅されていてすごいのです。親に対してゴールのイメージを明確にしてくれているので、安心しました。

各ステップの学習目的

息子は小5と小2だったのですが、小1レベルから順番に進めることにしました。

言葉って何?ということが順を追って学べる

一番良かったと思うことは

順を追って、文章・言葉の特性の理解を深めていけるということ。

文章というものの本質を順を追って学ぶことが出来るから、効率がいい!

kikico
文章を理解していく上での、順序が(流れ)ステップアップがとてもスムーズに綺麗に整理されています。

言葉が何を示唆しているのかや反対言葉、主語、述語などの言葉の整理。言葉っていうのは何を意味するのか、という所から学習していきます。文章を読む上での基礎の基礎なので抑えたい部分がスムーズに受け入れられるのです。

小1レベルからさせたかったのは、ちょっとステップアップした同じ内容を何度も繰り返しすることが出来るから。

小5レベルの最後では、超難関私立の入試問題の挑戦問題も問題として出てきます。

論理力というのは人生においてとても大事な力なので、時間をとって学習してほしいなと思っています。

論理国語を子供たちにさせてみた結果

kikico

現在小6の長男は、小1レベルから始めて、小4レベルまで終わりました。

小3の次男は、小3レベルが終わったので一旦ストップしています。

実際、子供にさせてみてどうだったのかというと、

  • 覚悟していた時間よりも、親がつきっきりだった。
  • ディベートができるようになったきた!
  • 他の読解問題の際も、この論理国語で学んだことをベースに考えることができるようになった

力はつくかもしれないのですが、親が付いて(特に低学年)きっちり理解を進めていった方が良いなという印象です。

ただ、取りこぼしていても何度も小1レベルから順に進んでいけば大事な部分は繰り返してくれているので安心です。

ディベートをする部分があるのですが、これによって自分の考えを絞り出せるようになったのではないでしょうか。時間がかかり大変ですが、とてもよい学習でした。

他の問題集を解いていて引っかかった時に、難しい…ということで終わらず、論理国語で学んだことから理解につながるようになりました。それが良かったです。

最後に

自分の意見を論理的に話すことができるという力は、大人になってとても必要な力です。

学校でもそのような力が付くような指導をしてくれる先生方もいらっしゃりますが、先生それぞれの考え方や捉え方によって、指導にばらつきがあると感じるのは私だけでしょうか?

個々の本質として、頭の使い方が出来る人が求められています。

kikico
このような状況で、親は子供たちに何をしてあげられるのかを考えていきたいですね。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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