こんにちは!kikicoです。
気軽にどこにでも持っていけるサックスのような音が楽しめる楽器があります、
その名もザフーン。
ご存知でしょうか?
この楽器を開発した人はサックス奏者なのですが、近所の子供達から自分たちも吹きたい!という要望に答えて、近場にあった竹から作ったのが始まりだそうです。
めっちゃいい人ですよね。
そんなお手軽楽器ザフーンのABS樹脂モデルを購入し、練習を重ねていたのですが
リードが欠けてしまいました。ガーン…。
リードのことを色々としらべていくと、
もしかしたら作れるかもっ!
と思ったので今回リード作りに初挑戦いたしました。
(…旦那が。私は見てただけ('ω'))
ザフーンは、リード楽器を吹いたことないけど大丈夫かな?という人におススメの楽器ですよ。ただ、細かなピッチにこだわらなければ楽しく演奏できるのですが、ピッチ合わせがサックスを吹いている方でも非常に難しいとのことです。
ザフーンのリードはテナーサックスのリードと同じもの
ネットで調べるとテナーサックスのリードと同じものを使用している、と書いてありました。
テナーサックス用のリードを購入しようと色々と調べて行くうちに、このリードの材質は何なのだろう?と疑問が湧きました。
竹っぽいけど?アシ?ヨシ?(アシとヨシは同じものを指しているそうです)
どうやら、ケーンという植物を乾燥させて作るようです。
サックスのリード素材は日本でそこら中にある大きな竹みたいな雑草ダンチクだった
ケーンという植物はダンチクというらしいです。
「ふ〜ん、そうなのか海外にしかないのかな」とダンチクを写真検索してみたら、見覚えのある植物が載っていました。
家の裏手に山ほど生えているあの竹みたいな雑草・・・それがダンチク!!この時はかなり興奮しました。
雑草のごとく大量に生えているけど、リードなどにも使われるのだから無闇に刈ってしまってはいけないな?と思ったのですが、どうやら刈っても焼いても生えてくるらしいので、遠慮なく収穫してきました。
ダンチクでサックスのリードを自作する
ダンチク(ケーン)の乾燥は3年以上必要らしいですが、待てないので折れて乾燥しているものを使用
乾燥の期間も要かなと根元から折れて乾燥しているダンチクも数本用意しました。
1週間乾燥させたものより細かな施工が出来たので、乾燥なんか待てないよって時は折れてるダンチクもありかなと思います。
適当に裁断。若いのは使えなさそうなので、根元から折れて乾燥していたダンチクを使います。
ダンチクは普通のカッターで削ることができます
専用の工具で削ると簡単に出来るそうなのですが、今回は手作りで頑張ります。
思いの外、丈夫でしなりがありました。
ダンチクはたくさんあるので失敗しても大丈夫(笑)本物のリードに近づけていきます。
薄くなるにつれて、音調整はいつ頃すればいいかな?と思いつつ、カッターで削っていきます。
サックスリードの自作は楽しいけど音調整がとても難しい!
ダンチクをカッターで削って、だいぶ薄くなって来たところで、紙ヤスリや耐水ペーパーを使用して面をなだらかにします。
自作リードで音の調整ってどうやってやるの?
全くわからないので、とりあえずザフーンのマウスピース部分に自作リードを取り付けて吹いてみました。
鳴らない・・・振動すらしませんでした。
さらに薄くと旦那に調整してもらい、吹いてみると…
鳴りました!Cの指配置で鳴らしてチューナーを確認すると、B♭!!
え?嫌な予感・・・Cより低いってことは削りすぎでは?
って思いましたが、ザフーンのピッチはめっちゃ広いらしく、口元締めたらCが出てくれました。
自作リード作るのは簡単!と思ったのに・・・
リードの材料はタダだしラッキーって思ったのですが、どうやら1枚目が奇跡のごとく偶然の賜物だったらしく・・・2作目、3作目、4作目と失敗。
Cで音の調整があっても他の音が不安定だったりで、超難しいです。
やはりカッターでは精度が甘く限界があるようです。
まとめ
やはり、自作でリードを作るのは難しいのが良く分かりました。
でも、作ってくれた旦那はとても楽しそうでした。
実は、現在ザフーンではなく「Jサックス」に移り、練習中なのですが…(笑)
Jサックスの方が音が大きいので、散歩がてら山の中で吹いております。
最後まで読んで頂きありがとうございました!