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【手作り楽器】雑草(ダンチク)でパンフルートを作ってみた!小学生の自由研究工作にもおすすめ。

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パンフルートを手作りしました
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  • パンプルートを手作りしてみたい

こんにちは!kikicoです。

「ダンチク」という植物をご存知でしょうか?

kikico
「ダンチク」とは比較的暖かいところで育つイネ科の植物です。
ダンチク

茎は竹が細くなった感じになっていて、昔からオーボエやクラリネットのリードの素材として使われてきました。

ここ和歌山県(紀南地方)では、ダンチクがその辺に生えてます。なので、今回はそんな「ダンチク」を利用して楽器を手作りしてみました。

作ったのは「パンフルート」。「パンパイプ」とも呼ばれる木管楽器で、笛を数本並べて作ります。

今回は「ダンチク」で作る自作パンプルートの作り方を紹介したいと思います。

ダンチクが取れるのであれば、夏休みの自由研究の工作として作るのもオススメです!

ダンチクで「リード」も作ってみました。興味のある方はこちらの記事も見てみて下さい。

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目次

楽器に使えるダンチクが取れる時期

採取する時期ですが、乾燥していたらいつでも良いようですがうちでは毎年2月に採取しています。

なぜこの時期に採取するかというと、冬は雑草が枯れて周りの背丈の高い雑草がなくなって採取しやすいからです。

kikico
本格的な方はダンチクを切ってから2年くらい乾かすそうですよ!

ダンチクの生えている場所。採取場所は?

ダンチクの採取場所ですが、うちの近所では河原に生えていることが多いです。だいたい 河原にいって探します。

↓こんな感じで生えています。

ダンチク
kikico
関東以南ならどこにでもあるのでは?と思ったのですが、そんなにないようです。ここは紀南だからかその辺に生えています。

ダンチクの採取方法

竹のようにとても堅いというわけではないので、カッターなどでも切ることができます。

でも、ノコギリをもっていくと太いのは楽ですね。竹細工用の細かな刃のノコギリがベストです。

自作パンフルートの作り方

では、自作パンフルートの作り方を紹介したいと思います。

節に合わせて切り、レンジで乾燥させます

まずは、採ってきたダンチクを節に合わせてカッターで適当な長さに切ります(レンジにはいるように)

切ったダンチク

切ったら乾燥させるために、レンジでチンします。じっくり外で乾燥させるのが良いのだけど、レンジで短縮です。

ダンチクをレンジでチン
kikico
数十秒ずつ様子を見ながら冷ましつつ乾燥させます。適当でーす(笑)

音の調整をします

次に、一番肝心な音調整に入ります。

筒の音の調整には、チューナーアプリを使用します。

フリーでたくさんありますが、iphone用のチューナーはこちらがおすすめ!

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いい感じの長さの筒(だいたい中央になるくらいの長さ)を選んで音を確かめます。

もしその音がD#だったら少し短くしてEにしましょう。そして、そのEを基準にバランスよく低い音や高い音を足していきます。

基準となる音の長さより、長い場合は音が低く、短い場合は音が高くなります。

音調整の時に、ダンチクを一度切ってしまったら元に戻りませんので、低い音を調整する時は、切り過ぎないように気を付けましょう。

さらに、穴の大きさにも影響しますのでなるべく同じ穴サイズの段竹を揃えましょう。

kikico
筒にマスキングテープなどで音名を貼り付けておくと良いですよ。
音の高さの印をつける

音を出すのは、ダンチクを切ったところになります。まだ、ヤスリで削っていないので、 唇を切ってしまわないように気を付けましょう!

今回は、Cスケールで音を合わせましたが、ヨナ抜き音階とかブルーノートスケールなどで音を合わせると、適当に拭いてもそれっぽく聞こえるのでおススメです。

音が決まったら、口を付ける所を綺麗に削り、仕上げにやすりをかけます。

ダンチクを固定します。麻ひもの結び方

音調整が終わり一通りの筒が揃ったら順番に並べて紐で固定しましょう。 固定するのには麻ひもを使いました。

麻ひもで固定する

1本では固定できないので、麻ひもは2本使用しました。

紐で固定した状態

これで、オリジナルパンフルートの完成です!

kikico
麻ひもの使い方は下の写真を参考にしてみて下さいね!
紐の結び方

実際に吹いてみる

実際に吹いてみる

それでは吹いてみましょう!吹いてみると、とてもすてきな音色でした。

kikico
音を聞くだけでノスタルジックで泣けちゃいます。コンドルは飛んでいくにぴったりです。

息子はこの自作パンフルートでもののけ姫の曲を演奏してくれました。(雰囲気重視)

素敵な楽器が作れて大満足です!

最後に

いかがだったでしょうか?

自然のものだけで楽器ってつくれるのですよね。昔の人もこのように自然を使って音楽を楽しんでいたのでしょうね。

なかなか、リコーダーなどのように音がバッチリ決まるわけではないので、曲を演奏するには練習が必要だと思いますが、とても楽しめます。

簡単に作れるので、もしダンチクが手に入るのであれば是非作ってみて下さい!

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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