- 理解はできるのにテストで点が取れない
- ケアレスミスがなかなか減らない
- 問題文をきちんと読めていないかもしれない
ということにお困りの方へ
こんにちは!kikicoです。
息子が受験生である中学3年生だった時、
テスト後のやり直しでは解けるのに、テスト本番では問題が解けない
という問題が出てきてしまいました。色々と原因を探ってみると、
「問題自体は理解できる」けど、「テスト時に問題文がきちんと読めていなかった」という事だったのです。
テスト問題の文字がきちんと追えていなかったんですね。
そこで、「 リーディングルーラー 」を使ってみると、問題文の読み飛ばしや問題の解釈間違い、ケアレスミスなどが減ったんです!
今回はそんな「リーディングルーラー」について、手作り方法や使い方、実際に使ってみた結果などを記事にしました。
同じような悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。
リーディングルーラーとは?
リーディングルーラーってどんなもの?
そうだね、まずはリーディングルーラーとは何ぞや?という事を説明しないといけませんでした。
リーディングルーラー(リーディングトラッカー)とは、
読みたい文章の上に乗せると上下や左右などが隠れ、読んでいるところがとても読みやすくなる定規みたいな便利ツールです。 文字を読むときに行がずれてしまうのを防いでくれます。
リーディングルーラーの使い方
使い方は簡単です。
このように読みたい文章にのせるだけです!
我が家では手作りしたものを使いましたが、アマゾンなどにも売っています。↓こちらは自作したものです。
リーディングルーラーを使おうと思った理由とは?
テスト後のやり直しでは解けるのにテストでは問題が解けない。
と書きましたが、具体的にどういう事かというと
家で問題を一緒に読んで解くとすらすら解けるのです。
しかしテストでは間違えたり、分からなかったことが多々ありました。
「あれ?なんでできなかったの?わかってるのに…」
何度かそんな事があったのですが、ある時「一緒に文章を読むと問題が解ける」という事に気が付いたんです。
つまり、
黙読で問題文が読めていない
という事がテストで点を取れない主な原因だったのです。
問題が解けない原因はこれだった
そこで、色々と本人に聞いてみると
- 文章が意味をもったものではなく、文字の羅列という認識になりがち。
- 読んでるところが分からなくなる
- 同じ行を何度も読んでしまい読むのにとても時間がかかってしまう
- 行が変わる時に上の行に戻ってしまう
などなど、たくさん出てきたのです。息子の場合、端まで読むと上の行に戻ってします。国語の縦の場合は右に戻ってしまうという事でした。
こりゃ問題解けないよね。苦労してただろうな…
「文章が見えていない」=「問題文が読めていない」=「問題が解けない」
という事だったのです。文章問題で点数がとれない、文章問題が苦手…と言っていた原因の一つがこれだったようです。
なので、それならしっかり文章を読めるようにはどうすればいいかな…と思っていたら「リーディングルーラー」を見つけました。
このような場合はリーディングルーラーがおすすめ
こんな場合…
- 問題を読んであげたら問題を理解できるのに、自分で読むと解けない
- 問題は理解できるのにテストでは点が取れない
- 問題文が見えていないかも、と感じた時
- 文章を読むと目が疲れやすい
- 文章に含まれている数字にばかり目が行ってしまう
- 英文の場合は簡単な単語ばかりに目が行ってしまい、読んでる行を見失ってしまう
- 漢字が黒く見えてしまう
子供がこのように言っている事ないでしょうか?
もし一つでも当てはまるのなら、一度問題文がちゃんと読めているかチェックしてみてください。
これらはすべて息子が文章を読んだ時に実際に起こっていたことです。
大事な部分や問題文の条件を読み飛ばしてしまったりすると答えが変わってしまいます。英語の場合は、BookとかBedとか自分が知っている単語にチラチラ目が行って読んでいる行を見失い、もう一度読み直さなければいけなくなります。
リーディングルーラーは着実に1行ずつ読むから読み飛ばし、行ずれがなくなります。
なので、内容は理解できるのに「読めていない」かもと感じたら、一度リーディングルーラーを使ってみてください。
問題が解けない原因が読み飛ばしや行ずれ、読み間違いによるケアレスミスである場合は、効果があるかもしれません。
リーディングルーラーの簡単な作り方
ところでリーディングルーラーって簡単に作れるの?
クリアファイルとマスキングテープがあれば簡単に作れるよ!
リーディングルーラーは文房具として売っていますが、本人がリーディングルーラーを使うことに向いているかどうか分かりませんよね。
なので、一度「使っていないクリアファイル」や「汚れてしまったクリアファイル」などを使って自作してみて、実際に問題文を読んでみることをお勧めします。
簡単に作れるので是非作ってみてください。
簡単な作り方
マスキングテープはごちゃごちゃしない無地のものがおすすめです。
息子が良く良く使っている問題集の間隔を測ると、約6mmでした。なので6mmで作ることにしました。この幅も自由に使いやすい幅で決めたらいいと思います。
間隔を6mmあけてクリアファイルにマスキングテープを貼りました。リーディングルーラーの横幅は本人が使いやすい長さで良いと思います。
よく使う問題集に合うような幅にしました。
上は薄い緑を使用していますが、赤が他との紙の色の違い目立つためで読みやすいとのことでした。
黒のマスキングテープはカッコいいのですが、文字と同じ色なのであまり良くありませんでした。
できれば彩度が高くて濃いものがいいなぁとのことです。
↓こちらが赤のマスキングテープで作った自作のリーディングルーラー
人にもよりますが目に優しい色よりも奇抜な色の方がいい人もいるかも。若干透けているとそちらに目が行ってしまうため、読みにくいらしいです。
マスキングテープは表も裏も貼ると透けにくいので読みやすいですよ。
文字はこのように見えます。幅も丁度よかったです。
↓これは裏にマスキングテープを貼っていないので少し透けています。これじゃ読みにくい!という場合は裏にも貼ればあまり透けません。
幅を自分にあったサイズで作れるのが、自作の良いところ!
ただ、使っているうちにマスキングテープがボロボロになってしまうところがデメリットかも。。。
実際に息子が使ってみた結果と感想
実際に息子がリーディングルーラーを使用しているので感想をまとめました。
- ごちゃごちゃしている長文は精神的負担になってしまっていたが、リーディングルーラーを使うと1行が見やすくなって、文字のごちゃつきがなくなり気持ち的に楽になった。
- 漢字は黒く見えるので漢字が多い文章は全体的に黒く見えてしまっていたが、一行だけしか見えないので漢字が黒く見えてしまうことがなくなった。
- 条件の見落としや目移りが減った為、ケアレスミスでの減点が減った。条件の見落としがないのがでかい。
中学3年生の息子が実際にテストで使用した結果、今まで特に「数学」でケアレスミスが多かったのですが、確実にケアレスミスの数が減りました!!
本人もケアレスミスでの減点や失点で悔しい想いをたくさんしてきたので、効果を喜んでいました。
リーディングルーラーをしばらくの間使っていたらある変化が…
リーディングルーラーを使う前は軽ーく線を引きながら文章を読んでいましたが、それでも目移りしたり問題文が線でごちゃごちゃしたりという難点がありました。
なのでやはりリーディングルーラーは便利だったのですが、半年くらい使い続けているとある変化が…
たまにリーディングルーラーを持っていなくて(忘れたり)してそのまま読むということもあるのですが、その時に
なんとリーディングルーラーなしでも文章が少し読めるようになっていたのです。
本人曰く、特に行ずれ・目移り、文章が塊になって見えてしまうという事が少なくなったとの事。
なぜなのか分かりませんが…リーディングルーラーで訓練されたのかな?
とにかく、文章が少し読めるようになったとのことで良かったです。
売っているリーディングルーラーにはどんなものがある?
自作のリーディングルーラーのデメリットとして、
- 使っているうちにマスキングテープが剥がれてきてボロボロになってしまう。
- 学校に持っていくのが恥ずかしい…
というのがあります。
息子の場合、家で使う分には良いけど学校に持って行って使うのはちょっとだけ恥ずかしかったようです。
「自作」というのが恥ずかしかったようです。まぁ、思春期ですからね。仕方ないですね。
でも、そんな時でも売っているので大丈夫です。探してきたので見てみてください!
カラーバールーペなるものも売っていました。
最後に
いかがだったでしょうか?
「なんで、家で解いたら解ける、理解もできるのにテストではできないの…なんで???」という疑問が解決できて本当によかったです。
テストと家での解きなおしで一体何が違うのか‥‥ずっと考えていたのです。
ある時「あっ!」と気が付いたことがありました。
家での解きなおしの時、
私、問題文読んであげてた!!中学生なのに…!過保護すぎた!!!(;'∀')
皆さんは、このような事がないように…笑
勉強を見てあげる時は、問題文を読んであげるのはやめた方がいいかもっ!
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。